脱毛の肌トラブルと症状について
脱毛をする前に予め理解してほしい事があります。脱毛の後に起こる肌トラブルについては、脱毛の施術が原因で起こったトラブルと、脱毛前に行った自己処理で生じたトラブルについてです。
どちらも脱毛店に通う為に生じた肌トラブルになりますので、しっかりと原因を分かっていれば、その際落ち着いて肌トラブルに対し対処が分かりますので、脱毛前に知っておくと役に立ちます。
また、脱毛サロンのカウンセリングを受けて頂く際にこういったトラブルに対して理解して指摘などをカウンセラーに対して行うと脱毛サロン選びに失敗しにくくなります。
では、このページで脱毛で起こりうる肌トラブルについて解説していきます。
脱毛前の自己処理で起こる肌トラブル
脱毛前の自己処理で起こる肌トラブルについては、2種類ございます。それは「毛嚢炎(もうのうえん)」と「埋没毛」という症状になります。
この2つの肌トラブルは間違えた自己処理を行わなければ、防ぐことが出来、脱毛する前にしっかりとご理解して頂ければ、症状が起こることがございません。
ではこの2種類の肌トラブルについてご説明致します。
・毛嚢炎(もうのうえん)とは?
毛嚢炎とは、毛穴に小さな傷がつくことによりその傷口に細菌(ブドウ球菌)が侵入することにより出来るニキビみたいな肌のブツブツのことです。
濃いひげの方が間違えたひげ剃りの仕方をしている時に出来やすいもので、顔に出来るブツブツなので、ニキビと勘違いされる方が多いです。
しかし、ニキビでは無くひげ剃りを行って出来たブツブツになるので、間違ったひげ剃りや剃毛を続けていると治ることがありません。
脱毛をする前は、直前の自己処理が望ましいので、脱毛直前に自己処理をを行ったさいに傷がつき、その傷口から細菌が侵入します。脱毛後に症状が出ることが多い為、脱毛が原因でブツブツになったと勘違いされる方が多いです。
こういった肌トラブルを回避する為にも、脱毛前の事前剃毛をしっかりと行う必要がありますので、剃毛の仕方を熟知しておいた方がよいでしょう。
・埋没毛とは?
埋没毛とは、読んで字の通り埋もれてしまっている毛の事です。
埋没毛も間違った剃毛や、毛抜きで毛を抜いた時に起こる症状で、毛穴の浅い部分に傷口がついてしまった時に毛が伸びてしまう前に傷口がかさぶた等で塞がり、毛が埋もれてしまいます。
間違えた自己処理を行い脱毛を行うと、毛の成長が遅くなりますので、埋没毛になりやすいです。
この二つの肌トラブルは、男性の方が初めて脱毛を行う時に発症しやすく、女性のように普段からすね毛などの自己処理を行わない方が多いので、脱毛を始めた時期に急に発症する為、脱毛が原因で起きてしまった肌トラブルと認識されやすいです。
しかし、自己処理が原因で起きる肌トラブルの為、しっかりと自己処理を行えば起きない肌トラブルなので、正しい自己処理方法を行って脱毛すれば、大丈夫です。
脱毛が原因で起こる肌トラブル
光脱毛が原因で起こる肌トラブルについては、「火傷(やけど)」があります。
「原因としては、脱毛出力を必要以上に上げてしまった場合に起こることが多く、光脱毛より、レーザー脱毛に多く起きる症状になります。
この「火傷」については、脱毛前に日焼けをした方、大きなホクロがある場合、そこに低出力の脱毛照射を行った際も起こりうることがあります。
またそれ以外にも、しっかりと自己処理をせず太い毛に対して脱毛を行った場合で低出力の脱毛照射した時も火傷するリスクは高まります。
脱毛施術担当者がしっかりとリスク管理を行っている場合、火傷が起こる可能性はありえませんが、ご自身でしっかりと肌状態を見極め、火傷が起こるリスクを無くすことも大切です。
原因が定かではない脱毛後の肌トラブル
原因がしっかりと解明されていない、脱毛後に起こるトラブルがあります。それは、「増毛化・硬毛化現象」です。
「増毛化・硬毛化現象」とは、脱毛後に脱毛照射した箇所が太くなったり、増えたりする症状です。
毛を減らす為の脱毛でかえって毛が目立つようなことになると不安になる方が多いので、一番のトラブルの原因になります。
この症状については予防することが出来ません。また、みんながみんななる症状では無く、40人に1人の割合でそのように毛が目立ってしまう症状を引き起こします。
脱毛箇所別にもなりやすい場所があり、「肩・背中・腕・腰」の脱毛部位が増毛化・硬毛化しやすいです。
一度この症状が出てしまえば、脱毛の施術を行う度に増毛化・硬毛化し続けるということは無く、増毛化・硬毛化するのは1度だけのタイミングなので、脱毛し続ければ、毛が無くなります。
また、濃い毛の方が脱毛の効果が効きやすくなるので、実はこの症状が出る人より早く毛が薄くなる方が多いので、過剰な心配は必要ありません。
肌トラブルと痛みの関係性
脱毛を行う際に痛みがあると効いているという実感が出ると思います。しかし、痛みがあると「脱毛効果」と同時に「肌トラブル」になる可能性になる可能性があります。
この項目では、脱毛の痛みに対して起因する「肌トラブル」と「脱毛効果」との関係性を説明致します。
強い「痛み」は脱毛効果と関係あるのは間違い
痛みの強い脱毛の「針脱毛」や「レーザー脱毛」は一般的に即効性のある脱毛として認知されています。なので、「痛み」が強いと脱毛効果があると勘違いされている方が多いと思います。
しかし、ここでご説明している「光(フラッシュ)脱毛」では、そもそもの脱毛の種類が異なる為、「痛み」があれば脱毛効果があるという考えは間違いです。
「光(フラッシュ)脱毛」では、強い痛みを感じる事なく脱毛出来る脱毛方法として開発されたものであり、強い痛みを感じると火傷をする恐れがあります。
その為、むやみに痛みを感じる出力レベルで脱毛を受けようとせず、脱毛士の設定したレベルで脱毛の施術を受けるようにしてください。
脱毛の適正出力とは?
脱毛の適正出力とは、肌への影響と脱毛効果の両方が程よい具合で設定される出力レベルになります。痛みの感じ方については、「ピリッ」とする具合になります。
痛みに強い方であれば、我慢出来るぐらいの痛みは痛みに弱い人に比べて高出力になります。痛みに強いからといって肌トラブルが起こりずらいということはありませんので、ご自身が我慢出来るレベルでは無く、「ピリッ」とする痛みで脱毛するようにしてください。
我慢は必要ない「光脱毛」
先ほども述べた通り、光脱毛には我慢は必要はありません。痛みが強く、一般的で無かった脱毛を一般的にさせたのが「光脱毛」と言っても過言ではありません。
一番最新の技術して開発された「光脱毛」は、痛みを最小限に抑える為に開発されたものでありますので、必要以上の痛みを感じる必要はありません。
また、光脱毛は肌に美容効果のあるフォトフェイシャルの性質も少し含んでいる為、脱毛の施術を受けていると肌質が改善させる方もいらっしゃいます。
従来の針脱毛や、レーザー脱毛は肌にダメージを与えることもある脱毛方法 でしたが、光脱毛をきちんと受けていれば、肌に美容効果も見込める脱毛方法ですので、痛みを我慢せず肌質も改善出来るような出力で脱毛を受けてください。
脱毛後にしてはいけないこと
安全な光脱毛でも、脱毛直後にしてはいけない事をしてしまうと肌荒れに直結する行動があります。
ほとんどの脱毛サロンでは、脱毛後の注意事項を脱毛トリートメントを行う前に説明するのですが、数ある脱毛サロンの中では、そういったことを理解せずに脱毛トリートメントを行う脱毛サロンもあるので、事前に知って おくと脱毛サロン選びに役立ちます。
それでは、脱毛後にしてはいけない事を説明致します。
脱毛後に血行を促進させる働きはやめましょう!
脱毛トリートメント後に肌に赤みが出ます。この肌の赤みは何もしなければ1日で引きますが、血行を促進させる働きをすると、肌の赤みが引かず、痒みや肌荒れの原因に繋がります。
では、肌荒れにも繋がる血行を促進させる働きを行動毎に紹介します。
- ・アルコールの飲酒
- ・温泉などの入浴
- ・サウナ、スチーム、岩盤浴
- ・激しいスポーツ
上記の内容を脱毛トリートメント12時間以内は行わないようにしてください。
万が一トラブルが起こってしまった際の注意事項
脱毛トリートメントを行った後にトラブルかも?と思った時に出来るアフターケアがあります。
それでは、脱毛後に予測されるトラブル毎にアフターケア方法をご紹介いたします。
赤みが出てヒリヒリする場合
敏感肌や感想肌の方の場合、脱毛後に肌の赤みが出てヒリヒリと感じることがあります。
この脱毛後の症状については、十分な冷却のケアを行えばすぐに引きます。
ご自宅にある氷をタオルなどに包み、赤みがありヒリヒリとするところに当てるだけ大丈夫です。長時間当てすぎると、低温やけどする可能性もあるので、適度な時間で氷を当てることが重要になります。
その後気になる場合は、クリームなどを塗るなどをすれば安心できます。
脱毛後は乾燥しやすい!
脱毛を行うと、肌に含まれている水分も蒸発させる為、お風呂上り時と同じぐらいに乾燥しやすいです。
乾燥した肌は肌荒れに直結しやすく、そのまま何のケアも無しに1日を過ごしてしまうことは、肌を傷める原因になります。
なので、脱毛をした当日お風呂上がりに入念な保湿のケアを行いましょう。お風呂上がりは1日を過ごす中で一番乾燥しやすいタイミングになります。1日の終わりに一緒に肌の保湿ケアをしましょう。
ベストな保湿ケアの仕方は、化粧水と乳液のどちらも使用するケア方法になります。
化粧水はエタノールを含むものが多く、美肌効果はあれど、化粧水だけでケアを終えてしまうとエタノールの影響により余計に肌の水分を蒸発させます。
なので、乳液でフタをする必要があるので、化粧水を肌に塗ったすぐに乳液でフタをかぶせるイメージで乳液も塗ってください。
化粧水と乳液を使用して保湿ケアを行えば、乾燥肌と脂性肌の方は肌質が改善するので、しっかりとした保湿ケアを行ってください。
症状が2週間以上経っても治らない場合は?
脱毛トリートメントを行った後、肌のヒリヒリとした感触や、赤みが中々消えない等といった場合、病院に行けばいいかどうかの周期のラインがあります。
2週間以上経っても消えない場合は、肌に何か後遺症が残る可能性があり、病院(皮膚科)に行く必要があります。
脱毛サロンによっては、医療提携している脱毛サロンもあるので、そこを確認することもいい脱毛サロン選びを行うことが出来ます。
もし、そういった提携医療機関が無いサロンで脱毛を受け肌トラブルが起きてしまった際には病院にかかった費用は自己負担になる場合が多いです。
脱毛トラブルはいつその日の体調で左右することがあるので、しっかりと脱毛前のカウンセリングで聞いておく必要があるでしょう。
脱毛って肌トラブルが必ず起きてしまうの?
ここまで読んでいただくと、脱毛後に必ず肌トラブルが起こってしまうのかと不安になってしまいますよね?
しかし、肌トラブルになるリスクについては「光脱毛」はほとんど起こりうることがありません。前述のように、「針脱毛」「レーザー脱毛」などの痛みの強い脱毛の場合、肌トラブルは良く起こります。
まず、「針脱毛」の場合、高確率で背術後に赤く腫れあがる場合が多いです。おヒゲの脱毛の場合、顔が腫れ上がってしまうので、マスクで顔を覆い隠す必要があり、人によっては2日も赤みと腫れが治らない場合があります。
「レーザー脱毛」の場合、火傷になるリスクが高く、敏感肌の人にとっては、背術を受けることが苦痛になり、他の肌質の方より高確率で火傷になる可能性が高いです。
上記2つの脱毛方法でも、肌トラブルが起こる可能性が、光脱毛より起こる可能性が高いだけなので、十分注意して脱毛の施術を行うので、肌トラブルが頻発することはありません。
また肌トラブルが起こる要因としては、脱毛トリートメント時の体調面や肌質などが原因に考えられます。
脱毛前3週間前の日焼けや、前日の過度のアルコールの飲酒、風邪など肌が 敏感になっている時は脱毛トリートメントを自らしないという選択を行うべきであるでしょう。
脱毛トラブルはご自身の危機管理で防げることも出来ます。
しっかりとした知識を持ち、脱毛を受けていただくことが、肌トラブルを回避する最善の予防策になります。
お腹(へそ)部位ページ →