男の腹毛の処理

これは当サロンでバイトを始めたK君という、男らしさをはき違えた、悲しい男の物語です。
K君はムダ毛に悩み、脱毛のすばらしさに気付き、そのまま脱毛の世界に飛び込んできました。

彼は過去のムダ毛との戦いを日記に綴っており、これから、彼のそんな奮闘記を皆様に少しずつ、お伝えしたいと思います。

今回の対戦相手は腹毛のボス的存在「ギャランドゥ」です。
では、皆様、K君の応援よろしくお願いいたします。

四月某日
「そろそろ暖かくなってきた。毎年毎年、薄着になると、腹が見えた時のギャランドゥで、女にドン引きされる。
これは処理するしかない。
切ったり、剃ったりするのは女々しい軟弱者のすることだ。
俺は男らしくブチ抜いてやろうと思う。」

女性の気持ちを考えて脱毛するのは良いことだと思いますが、ブチ抜くが男らしいと思っていた彼は、これから大きな過ちを繰り返してしまうのでした…。

四月某日
「思い立った瞬間に、ガムテープがあったのを思い出す。
取りあえず腹に貼る。
これで無くなればまあ良いだろう。」

「勢いに任せてはがす。これが想像以上に痛い。
思わず「ウッ！」と唸ってしまった。ダサい。
残っている毛があるので、二枚目を貼る。もう痛みに対しての準備は完璧だ。」

「二枚目をはがす。今回はあらかじめ、外人風に「アウチッ！！」という準備をしていたが、はがす前から叫んでいたので、恥ずかしい。
そして二枚目も痛かった。どちらかというと二枚目のほうが痛かった。
かなり肌も赤くなって、ヒリヒリが治まらない。」

四月末
「ガムテープでブチ抜いた毛穴にニキビができた。
毛嚢炎というらしい。ベルトに当たるし、擦れて痛い。
ギャランドゥが復活してきたが、ガムテープでブチ抜く勇気は無くなっていた。」

哀れなK君。痛い思いをした挙句、ケアを忘れて毛嚢炎ができてしまったようです。
毎回ガムテープで処理することは、肌へのダメージが大きいので、やめておいた方がよさそうですね。

五月頭
「今日脱毛ワックスを買ってきた。さっそく試す。」

「塗ったのは良いが、ガムテープの時の痛みを思い出し、なかなかはがせないまま、一時間が経とうとしている。」

「母親にはがしてもらうことにした。
結果は,,,痛かった。そして母親の前で「ウッ！」と唸ってしまった。ダサい。
母親も、息子のムダ毛処理につき合わされ、呆れた顔をしていた。悲しい。
ワックスも痛く、赤くなった。ガムテープは肌ごと持っていかれるような感覚があったが、ワックスは純粋に、毛だけが抜ける感じがしたので、ワックスのほうがましだと思う。」

五月中旬
「ワックスで抜いたところが痒くて掻いたら、赤いブツブツがたくさんできてしまった。
友達にお腹を見られ、「お腹荒れすぎだけど大丈夫？」と心配された。
ムダ毛よりブツブツが目立ってしまっては本末転倒だ。」

五月末
「また気が付けばギャランドゥが復活の兆しを見せ始めている。
こいつはかなりの強敵だ。というか不死身か？
もうワックスを塗る勇気は俺には残っていなかった。
母親にあげようとしたが、「いらない」と一喝されてしまった。
どうしたら良いかわからなくなってきた。」

かわいそうなK君、先行きの見えない未来に、絶望を感じ始めています。
ワックスも、はがした後に、ケアをしっかりすれば、肌トラブルは防げるんですけどね。
ここで切ったり、剃ったりすることをしないのは男らしいのかもしれませんが笑

五月末
「毛抜きで一本一本抜いてみることにした。」

「痛い。確実に痛い。まとめて抜くより一本一本のほうが痛くないと油断していたが甘かった。
そして莫大な時間がかかる。自分のギャランドゥの多さに改めて敗北感を感じる。
というか、前かがみで抜くこのスタイルは実に男らしくない。
止めだ。
これならありのままのギャランドゥのほうが男らしい。
と思うと、何だかギャランドゥが愛おしく思えるようになって来た。」

六月頭
「愛しの○子ちゃんに「K君お腹汚い」と言われてしまった。
完璧に終わった。激落ちで何も手につかない。
あー終わった。ていうかなんで処理してないタイミングで腹見るねん！」

片思い中の女の子に、ジャングルドゥをみられてしまったK君。
ついには関西弁で逆ギレですか。
毛抜きは肌へのダメージはもちろん、抜いた後が埋没毛になってしまったり、抜く前よりも、濃い、太い毛に変わる恐れがあります。
絶対にやめてください。おススメしません。